1986年のFenderストラトキャスター


1986年のfender USA ストラトキャスターをお預かりしました
この年代のUSAストラトってあまり見たことがなかったかと思います。
これがとてもいいギターでした。
作業の依頼内容は、フレットすり合わせ、ナット交換、セレクタースイッチ交換、全体調整等です。
塗装がラッカーで、ボディー表面裏面ともに縦にクラックが入っていました。


ネックを外してネックデイトをみてみると、3/6/86
コントロールノブがビンテージ感


電装は、ポットはCTSでポットデイトをみると86年なのでオリジナルポットでした。コンデンサーがオレンジドロップですが、これはオリジナルなのかどうかわかりません。もしかしたら交換されているのでしょうか。PUはオリジナルのようで、リアを6.0kΩと普通なのですが、フロントとミドルは13.7くらいありパワフルでした。80年代という時代だからでしょうか、これならば良く歪みそうなPUでした。
セレクタースイッチは3wayでした。5wayへ交換します。


そしてPUがやけにノイズが少ないと思ったら、銅箔テープでシールドされていました。


ナットは牛骨かなぁと思ったらイミテーション


表からみると牛骨っぽかったのです
開放弦でビビリがあったのでナットは交換しました。無漂白ボーンで作製。

ブリッジサドルのイモネジを全交換。あとトレモロブロックも交換。アームのネジがバカになっていてアームが使えない状態になっていました。

フレットすり合わせをしました。



カッタウェイのところのクラック

ネックもラッカー塗装だったし、良く鳴るいいストラトでした。やっぱり塗装はラッカーかなぁなんて思わさせる一本。

とても良いストラトで、ストラト欲しくなりました。

いいなぁ。ストラト。



 

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