ストラトキャスター EVO GOLDフレットへ交換、ピックガード交換など

 

fender JAPANストラトキャスターをフレット交換等でお預かりしました。

ご自身の手でレリック加工されたということで、ネックの塗装が剥がされて加工されていました。フレット交換にともないできる限り綺麗にしますが、木に染み込んだ黒ずみは完全にはとれなそうです。どこまで綺麗になるでしょうか。
ネック裏はこんな感じです。
フレットを抜いたら、指板面調整、ストレートをだしつつ、黒ずみをできる限り研磨
指板面調整が終わったら、フレット溝を整えて(特に深さが適正か確認してから)メイプル指板は先に下塗りをしておきます。
指板面シーラーまで吹いておいて、フレット打ち。今回は高級フレット(おそらく現在流通しているフレットで一番高価なJescarのGold Evo)へ打ち替えです。
フレットエッジを処理して、それから塗装です。
塗装が終わったら、フレットすり合わせ、この時、フレットに乗った塗膜を剥がします。
フレットを丸めて磨いて、フレットすり合わせ完了です。
ゴールド色のフレットなんですが、落ち着いた上品な色なのでどんな楽器にも馴染みます。
ネックの次はボディー。
ブリッジサドルを交換します。

GOTOHのこちらへ交換。オリジナルと弦間ピッチが同じもの。

サドルを外したついでに弦が通る穴の面取り。ここを面取りしておくと弦が切れづらくなります。
ピックガードを真っ白の1plyへ交換、それにともなって、PU以外の電装パーツも交換します。
配線しました。基本ワックス布被覆の22AWGの太さの線材がfenderにはバッチしとかと思います。
↓こちらがオリジナル
もとのPGはクリーム色に変色していました。これはこれで経年変化がカッコいい。
電装も仕上がって、いよいよ大詰め。ナットの溝切りです。
ナットの溝を切って、弦高、オクターブなどをセットアップ。
新しくなったサドルはこんな感じで、見た目も音もパキッとした感じがします。
フレット、PG、電装が一新して気持ちよく仕上がりました。
遠目にみれば黒ずみはほぼわからないかなぁ・・・と
EVO GOLD、ステンレスとニッケルシルバーの中間くらいの硬さで耐久性あります。
おすすめですよ。
裏面

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